199x年y月z日 氷河期1

卒研の課題は、G3マックに向かってひたすら音声を録音する日々だった。20年後のSiriに0.00000001%でもつながってい・・たのだろうか。大学最終年に突入し、とっくに数ヶ月経過しているにもかかわらず就職活動はさっぱりだった。まず、学内掲示板の求人票がスカスカで、あっても「hogeテックうんたらかんたら」「hugaサービス開発ソリューション」「nurupoシステムズ」みたいな人材派遣系ばかり。合同に2、3回いって、あまりの冬山登山っぷりに辟易して早々に中断。卒研以外はひたすらプレステをやっていた。タクティクスオウガの完成度高さに感動しつつ、無限のプレイ時間を投入した。クリアはできなかった。